パンチャコーシャとは?アーユルヴェーダとドーシャでわかる「人が本当に求めるもの」

ヨガのあれこれ

ヨガやアーユルヴェーダの世界では、「パンチャコーシャ(五つの鞘)」という考え方があります。この理論は、人間が「本当の幸せ」を得るために、自分自身を理解する手がかりになります。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとてもシンプルです。

パンチャコーシャってなに?

パンチャコーシャとは、人間の存在が「5つの層(鞘)」でできているという考え方です。具体的には次の5つです。

  1. アンナマヤ・コーシャ 食物鞘 (肉体の層) 
    • 私たちが目で見て触れることができる、体のことを指します。健康的な食事や運動、十分な睡眠や休息を取ることが重要です。
  2. プラーナマヤ・コーシャ 生気鞘(エネルギーの層)
    • 生命エネルギー(プラーナ)が流れている層で、呼吸法やヨガのポーズを通じて整えることができます。エネルギーの流れが良くなると、体調や心の調子も整います。
  3. マノマヤ・コーシャ 意思鞘(心・感情の層)
    • 喜び、悲しみ、不安、ストレスなどの感情や思考がある層です。瞑想やマインドフルネスで心を落ち着かせ、ストレスやネガティブな感情を和らげることができます。
  4. ヴィジュニャーナマヤ・コーシャ 理知鞘(知性・知識の層)
    • 物事を深く理解したり、良い判断をしたりする知性や直感が働く層です。読書や勉強、自分を内省する時間を持つことで、物事への理解が深まり、人生の方向性が明確になります。
  5. アーナンダマヤ・コーシャ 歓喜鞘(喜び・至福の層)
    • 最も深いところにあり、純粋な幸福や喜びを感じることができる層です。愛や感謝の気持ちを持つことや、自然と触れ合ったり、趣味を楽しんだりすることで、この層を整えることができます。この層が整うと真の幸福感を得られます。

これらが調和している時、人は本当の意味での幸せを感じることができます。

ドーシャとの関係って?

アーユルヴェーダでは、「ドーシャ」という3つのエネルギーバランスが私たちの体と心を作っていると考えます。

  • ヴァータ(風・空気):活発で動きが早く、不安定になりやすい特徴があります。創造力が豊かで、変化を好みます。
  • ピッタ(火・水):情熱的でエネルギッシュ、リーダーシップを発揮します。乱れると怒りっぽくなったり、完璧主義になることもあります。
  • カパ(水・土):安定感や落ち着きがあり、包容力や忍耐力が特徴です。乱れるとだるさや重さ、無気力を感じやすくなります。

ドーシャが乱れると、身体や感情のバランスが崩れ、「自分が何を求めているのかわからなくなる」ことがあります。例えば、ヴァータが乱れると不安や落ち着きのなさが生じたり、ピッタが乱れるとイライラや怒りっぽくなったり、カパが乱れると無気力になったりします。

自分のドーシャタイプを理解することで、どのようなケアが必要なのかが明確になります。

ドーシャチェックシートはこちらから確認できます。

「本当に求めるもの」とヴェーダの教え

ヴェーダ(古代インドの智慧)では、人が本当に求めるものは「安心や幸福感、そして自由」であると教えています。

パンチャコーシャの考え方で言うと、外側の層(体や心)だけを満たそうとしても、本当の幸せには届きません。内側にある知性や喜びの層を整えてこそ、真の幸福にたどり着くことができます。

また、ヴェーダの教えでは、幸福は一時的なものでなく、自分自身の内側に常に存在すると教えています。外から何かを得るのではなく、自分自身の中にある「安心や喜び」に気づくことが重要です。

中学生にもわかるまとめ

つまり、人は見えるところ(身体や心の表面)だけをケアするのではなく、見えないところ(心の奥の安心や喜び)まで整えることが大切ということ。

ヨガやアーユルヴェーダは、その「自分の奥深くにある本当に求めるもの」に気づくためのガイドのようなものです。

ぜひ、毎日の暮らしの中で「今日はどの層をケアしてみようかな?」と考えてみてくださいね。毎日少しずつのケアが、あなたを本当の幸せに導いてくれます。

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